学年一桁まであと一歩というところで足踏みしている生徒のお母さんへ！

きっとお近くの塾で勉強されていることと思います。
塾では何か学校の教科書や準拠ワーク以外に特別な問題集を与えられていますか？それは教科書準拠ワークと同程度のものですか？それとも教科書レベルの知識を側面から強化する質の高いものですか？
教科書と準拠ワークだけというのなら、申し上げにくいですが、一桁突破は無理でしょう。また準拠ワークと同程度の教材であれば、一時的に一桁以内に入っても、それを維持するのは困難です。
基本的に教科書範囲の学習だけであれば、学校の成績が上位でも模試で圧倒的な偏差値をあげられません。高校に入ってからはどの教科も急激に難しくなって、学習内容についていけず、成績を落とす可能性さえあります。
比喩的な言い方ですが、学校の定期テストで１２０点〜１３０点を取るぐらいの得点能力がなければ、１００点満点の試験で限りなく満点に近い得点を取ることはできません。質的に底の深い学習が必要なのです。
よくできる生徒なら、学校範囲の学習だけで満足するのは非常にもったいないことです。学校授業を超えたハードな問題集でお子様を鍛える環境を是非つくってください。そうすれば、現在の学力を側面から強力に補完することができ、難なく学年一桁に入られることでしょう。
また、模試の偏差値の推移もしっかりチェックしてくださいね。これがおろそかであれば、内申ベースで太鼓判を押された志望校でも、公立・私立を問わず入試で失敗する危険があります。