「個別指導の方が集団授業よりいいのでは・・」とお考えのお母さんへ！

個別指導で成績が伸びていますか？平均前後まで伸びたとしても、そこから伸び悩んでいませんか？この２・３年、個別指導の塾から集団指導の塾に生徒が流れる動きが全国的に出ています。志学館でもここ数年、１０名以上の生徒が近隣の個別指導塾から流れてきました。授業料が高い割には効果が出ないと皆さん口をそろえて言われます。授業料は集団指導塾の倍近くで、夏期講習などは受講の仕方によっては桁違いの目をむく向くような金額だそうです。元来個別指導は、学校の定期考査で平均を大幅に下回る生徒や集団授業から漏れ落ちる生徒を対象にサービスを展開してきました。確かに学力の低迷する生徒や集団授業についてこれない生徒には一定の有効性があります。でも他方、個別指導には競争がなく、先生は学生講師で歳も近く、ついつい甘えが出たり馴れ合いになるなどのマイナス面を指摘する声もあります。何とか平均点前後までアップしても、そこから先で伸び悩みむのは、この辺りと関係があるように思われます。集団と個別を併設する塾の中には、個別で学校の平均点近くまで伸びると集団授業に切り替えさせるところが多くあります。個別で一定ラインに達した生徒の学力を更に伸ばすため、また保護者の負担を軽減するためです。良心的な対応と言っていいと思います。
集団指導塾は、同程度の学力の生徒が集まります。競争があり、よきライバルがおり、常に活気のある明るい雰囲気の中で授業を展開できます。クラスをうまくコントロールすると、集団授業特有の不思議な力が働いて、個々の持つ潜在力を極限まで引き出してしまうことがよくあります。クラス全体が、燃えるような目標達成集団に変わるのです。クラブのキツい練習でも、みんなといっしょにやればできます。みんなが走っている、気がついたら自分もいっしょに思い切り走っていた、そんな感じです。勉強も同じで、みんなといっしょにやれば、気がついたら自分もみんなのペースでやっているのです。集団授業には、そんな思わぬ学習効果があります。志学館ではこのような活気のある集団授業をベースに個別指導の手法を取り入れて、日頃より欠席者の補習や成績の芳しくない生徒の特訓に取り組んでいます。本質的に、質のよい集団授業は個別指導に勝るものです。
集団指導の塾のマイナス面としてよく指摘されるのが、授業中騒がしいという点でしょう。たしかに動物園状態の塾がありますが、これは果たして塾と呼んでいいのでしょうか？もう塾のカテゴリーには入らないと思います。
授業中騒がしいかどうかは、結局塾の管理能力の問題で、塾のノウハウや講師の質の問題です。